〒カワチ日手紙〒- 外 -

「あえて」以降の、生きる仕方の試みの記録。「父」像、「家族」像への試み。文中に出てくるCは妻で、五部林は息子です。

ちくさ正文館

 昨夜(ゆうべ)は、日手紙書いて、「hulu」で「LOST」のシーズン6の第十六話を途中まで見て眠る。一時すぎ。

 今朝、七時すぎ、起床。
 五部林が食べ散らかして、食卓がものすごいことになっていたので驚く。Cが食べさせていると、いつもこうなるのはなぜだろう? たぶん、五部林の好きなようにさせているのかもしれない。ぼくは、我慢してる方だと思うけど、やっぱり、彼の行動を事前に「止めて」いるのかもしれない。でも、もう少し、Cは、五部林を「促す」行動をした方がいいと思うけどな、声かけだけじゃないくて。
 八時すぎ、Cと五部林が出発し、その後、ぼくは、来月十六日、名古屋のHくんの披露宴に招待されているので、切符の手配。行きは、五部林を近鉄特急に乗せてあげたくて、帰りは、Cと五部林は先に新幹線で帰って、ぼくは、二次会に顔を出してから、最終の新幹線で帰ろうという予定。十時にJR(電話)、十時半に近鉄(インターネット予約)の予約完了。
 それからも、なんだかんだとパソコンに向かっていたら、あっという間に十四時すぎ。空腹だったので、「どん兵衛」(天ぷらそば)食す。んで、思ったとおり、眠くなったので、横になると、また十六時すぎまで目が覚めなかった。
 慌てて、支度をして、S保育所へ。帰りに、シェフカワカミに寄って、買物。棚にアンパンマンの「ハヤシライス」を見つけた五部林は、さっそく手に取って離さない。仕方ないので、購入。店を出て、それが「お菓子」ではなく、すぐに食べられないことが判明し、大泣き。その後、新橋寺町児童遊園で遊んでいても、機嫌よくしていたと思ったら、急に、おやつのこと、アンパンマンのことを思い出すのか、大泣き。
 十七時半帰宅。お米、炊飯器にセットしておいたのに、予約ボタンを押すのを忘れていて、炊けておらず。泣きそうになった。「早炊き」ボタン、押す。その間も、五部林は、スーパーで買った「パン」を指差し、「マンマ、マンマ」と大泣き、仕方なく、一個渡すとすぐに食べて、また大泣き。もう一つ渡すとすぐに食べて、また大泣き。でも、三個目は渡さなかった。大泣きする五部林のそばで、なんとか夕食の支度(五部林が保育所に通う前は、これがほんとうに辛かった)。久しぶりに、五部林の泣き声でイライラした。
 十八時すぎ、ご飯がなんとか炊けたので、五部林のお皿を食卓に置いて、ぼくの食事を台所に取りに行こうとしたとき、腕が当たって、お盆ごとすべてひっくり返る。ブリの煮付けも、みそ汁も、アツアツのごはんも。五部林は「マンマー」と泣いているし、床はすごいことになってるし、ほんとに泣きそうになった。なんとか、気を取り直そうと、深呼吸を二、三度。
 十九時すぎ、C帰宅。そのままふたりでお風呂に。お風呂では、月刊誌の付録についてた「アンパンマン おふろでピタッと!あいうえお教室 (リニューアル)」を、剥がしたり貼ったりして、Cの歌う、アンパンマン(テレビアニメ)のエンディング曲に合わせて、五部林は、何度もお尻フリフリ踊っていたらしい。夕食時も、最近ほとんど食べることのなかった白米に、きょう、スーパーで買ったアンパンマンふりかけをかけたら、勢いよくバクバク食べていたし、だんだんアンパンマンの罠に染められつつある。危険。やなせたかしアンパンマンは好きだが、ぼくはアニメのアンパンマンは偽善だと思っているので、なるべく近づかせたくなかったのに。でも、こうまで世にアンパンマングッズが溢れていると、どうしたって、目に付いてしまう。保育所の他の子もアンパンマンの服を着ていたり、行事でもアンパンマンの人形などが出てくるし。

アンパンマン おふろでピタッと!あいうえお教室 (リニューアル)

アンパンマン おふろでピタッと!あいうえお教室 (リニューアル)

  • 発売日: 2011/10/30
  • メディア: おもちゃ&ホビー

 去年の年末、Aくんと行った、中村一義デビュー15周年記念ライブ「博愛博 2012」がDVD化。サニーデイ・サービス岸田繁佐藤征史くるり)などとの共演の映像化。DVDのタイトルは『20121221 ー博愛博 2012ー』。発売は「タワーレコード」限定。当日は、前から四列目の席だったので、ぼくとAくんも映りこんでいるかもしれない。難しい顔してるんだろうな、ぼく。十年前の初の武道館ライブ「021217 [DVD]」もAくんと行った。

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021217 [DVD]

021217 [DVD]

  • アーティスト:中村一義
  • 発売日: 2003/03/19
  • メディア: DVD

 河出書房新社に「河出クラブ」というものがあることを知って、先日入会(無料)した。入会キャンペーンで「もれなく、 かわくら特製ブックカバー」がもらえる、というのにも惹かれて。
 そして、数日後、送られてきたメールマガジン『かわくらメルマガ』(vol.11)。
 今号から、営業部による不定期連載「本屋さんつれづれ」がスタートしていた。記念すべき、第一回に選ばれたのは、名古屋・ちくさ正文館本店。ぼくの場合、正文館が、じぶんの「セイシュン」を過ごした場所、ぼくの読書好きの基礎をつくったといっても過言ではないので、うれしかった。
 あと、ぼくの「セイシュン」の場所は、今池にあった、名曲喫茶・スギウラ。すぐそばにある予備校には行かずに、正文館か、ウニタ書房で買った本をスギウラで読む、読むのに飽きたら、感想を誰かに宛てて手紙に書くというのが、日々の日課だった。
 そんな、ちくさ正文館本店の今を伝える「本屋さんつれづれ」を、河出書房さんに転載を許可してもらったので、以下、転載。

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3.ちょっと休憩【ここだけのよみもの】
営業部による新連載!『本屋さんつれづれ』
第1回 名古屋・ちくさ正文館本店
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今回より、営業部から河出クラブの皆さんに全国の書店さんをご紹介するというコーナーを始めます。

第一回目の今回は河出クラブにご加入いただいている方で、名古屋方面にお住まいの方ならきっとご存じのお店、“ちくさ正文館本店”。

大きな道2本にはさまれたこちらのお店、それぞれの大通りに面して2つの入り口があります。
一方の入り口から入ると、雑誌やビジネス書などが置かれた一見して普通の町の本屋さん。
もう一方の入り口から入ると思わず深呼吸したくなるような、しんとした、けれども静かな熱気に満ち満ちた空間が広がります。絶対に手が届かないであろうところまで、みっしり詰められた本・本・本。名古屋界隈で文学・人文・芸術好きを自認する方ならおそらく知らない方はいないであろう名店です。
http://twitpic.com/cpjlvn
http://twitpic.com/cpjlhz

名店たる所以はその圧倒的な品揃えと、何をおいてもこのお店をこのお店たらしめている名物店長の古田さん。
http://twitpic.com/cpjlkg

本屋さんは、本を売るだけの場所じゃない、本来町の情報発信地であるべきとは、古田さんの言葉ですがその言葉どおり、店内中に今後刊行される注目新刊のチラシ、公開間近の映画のポスター、演劇、ライブの情報が所狭しと張ってあり、それを眺めているだけでもどんどん時間がたってしまいます。

そして今回私のお邪魔した日は、店内で名古屋造形大学の学生さんが授業で作成したという豆本の展示が行われており、その様子を作成者の学生さんと大学の先生を呼んでお店からCBCラジオが生中継で放送という日。夕方の放送に向け、店の脇ではラジオ局の方がせっせとアンテナを設営しておりました。
http://twitpic.com/cpjlsq

まさに、本を買う場だけではない、町の発信基地!近所にあったら三日に一回は行ってしまうのだろうなというお店です。名古屋界隈にお住みの方、名古屋観光で時間がある方、是非とも足を運んでみてください。

必ずや新しい発見と、思わぬ出会いがあるでしょう。うっかり散財と予期せぬ時間の経過にはご用心。
今後も営業部より全国各地の面白い書店、名物書店員さんを紹介していきたいと思います。どうぞお付き合いください。

(営業部・白井)

◎ちくさ正文館本店
http://www9.ocn.ne.jp/~chikusas/
愛知県名古屋市千種区内山3-28-1
JR中央線千種駅より徒歩3分
地下鉄東山線千種駅4番出口より徒歩3分
tel: 052-741-1137
営業時間 10:00~21:00(日・祝日は20:00まで)

(以上、「河出クラブ メールマガジン vol.11より」転載)

 店長の古田さん、二十年前とまったく変わってないのが不思議だった。書店の棚もあの日のままのように思える。古田さんに、何冊カバーかけてもらっただろう。あと、いつも背が小さくて早口のおじさん(失礼)もいたんだけど、どうされているのかな。
 寺山(修司)の本ばっかり、読んで読んで読んで読みまくっていた日々。この連載期待。

 明日は、朝から外出予定。なんか、まったくゆっくりできない。仕事じゃないから、全部、じぶんで決めた予定なんだけど。

http://instagram.com/p/ZXa0qwPXp_/