〒カワチ日手紙〒- 外 -

「あえて」以降の、生きる仕方の試みの記録。「父」像、「家族」像への試み。文中に出てくるCは妻で、五部林は息子です。

地中海へ

 (きょうから、「縦書き」表示にしてみました)

 二十三日のこと。
 五部林、保育所を休ませて、水疱瘡(水痘)ワクチンの予防接種。九時半頃、ふさおかこどもクリニックへ。
 寒暖の差が激しい日々だから、みんな、調子が悪いのか、病院は、子どもたちでいっぱい。待合室で、いっしょに遊んでいた女の子、とても五部林に親切だったのだけど、「溶連菌感染症」だということを、親と受付の人の会話が聞こえてきて、ビビる。突然、引き離すわけにもいかないし。
 予防接種後(五部林、大泣き)、最近は、おたふくも水疱瘡も二回接種することが厚労省国立感染症研究所)の予防接種スケジュールなどで推奨されているらしく、水疱瘡も接種するなら、半年〜一年以内に、という先生からの話。
 鼻水(と咳)、首周り・お腹の肌荒れの診察もしてもらう。鼻水、咳止めの薬(アスベリンシロップ〇.五%、ムコダインシロップ五%、ペリアクチンシロップ〇.〇四%)、かゆみ止め(オイラックスクリーム一〇%処方、ステロイドを塗るほどではない、とのこと)をもらう。アレルギー検査は、五月一四日以降に通常の診察予約通り、電話して来院、とのこと。

その後、以前から、約束していた、前職の後輩・Mちゃんとの待ち合わせ場所、阪急宝塚線逆瀬川駅へ向かう。
 十二時前、Mちゃんと会い、昼食は「かごの屋」(宝塚店)へ。五部林、初めて「お子様ランチ」を注文。もちろん、ペロリと平然と食べきる。食べ終わった後は、Mちゃんからプレゼントしてもらった、トミカ(N七〇〇系新幹線、トーマス、郵便車、ロンドンバス)で遊ぶ。Mちゃん、ありがとう。

トミカ №068 郵便車 (箱)

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  • 発売日: 2009/06/20
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トミカ №095 ロンドンバス (箱)

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  • 発売日: 1999/07/31
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トミカ ロングタイプトミカ No.124 N700系新幹線

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  • 発売日: 2008/12/27
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 それから、三人で、その日の目的地、「地中海」@西宮市へ。
 いつも、中国道を走っているとき、車窓から「地中海」っぽい風景が見えており、ぼくはその場所を「地中海」と呼んでいた*1。在職中から、宝塚在住のMちゃんと、いつか行ってみたいと話しており、やっと念願叶って。
 JR西宮名塩駅に車を止め、五部林をベビーカーに乗せて、「斜行エレベーター」にも乗り「地中海」へ。予想通り、殺人事件がいつ起きてもおかしくないような場所(住民の方には失礼な話だが)。ドラマ「夜行観覧車」の「ひばりヶ丘」のような場所。でも、楽しくて、ぼくは、大はしゃぎ。塩瀬中央公園で、三人で遊ぶ。Mちゃんは、五部林と初めて会ったのだけど、いっぱい遊んでくれて、ぼくはけっこうのんびりさせてもらった。

http://instagram.com/p/YbyjeFPXhg/

 その後、同じく、前職の同僚のKくんも、電車でやってきて合流。Kくんからは、五部林に『ぴかぴかどっかーん!すごいたいこえほん (たまひよ楽器あそび絵本)』をもらう。ありがとう。
 十六時すぎ、名塩を出発し、Cの職場へ向かう。五部林は、車のなかですぐに寝てしまい、三人でやんや、やんやと話。十七時半、北堀江のCの職場着。
 五部林をCに預け、Cの職場の人々に、ぼくが「うつ」だったとき迷惑をおかけしたこと詫びる。
 それから、ぼくら三人は、タクシーで北新地へ。さらに、前職の同僚のEさんとも待ち合わせし、Eさんが予約してくれた「おのみち屋」へ。北新地なんかで食事したことなかったから、とてもビビっていたのだけど、とてもリーズナブルでおいしかった。十八時から二十二時まで四人でひたすら話す。仕事のことや、今月でMちゃんも退職するから、次の仕事のこと、子育てのことなど。Mちゃんには、おつかれさまの意味を込めて、ペンケースをプレゼントしたのだけど、Kくんも、同じくペンケースをプレゼントして、びっくり。


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 二軒目は、お初天神の「とりひめ」というお店へ。ここでも四人でかなり話が盛り上がる(主に、下ネタ)。二十二時~〇時ぐらい。んで、雨が降ってきた気配を感じながらの三軒目は、「HIGHBALL BAR 梅田楽天地 1923」。ここで、Kくんは、すでに爆睡。二人に、おもに、ぼくの子育ての苦労話を聞いてもらう。ぼくより二つ年下で、同じ高校を卒業(ぼくは中退したけど)した十才と六才の娘と息子をもつEさんは、「あまり肩に力を入れなくても、子どもは、どんな親でも、親といっしょにいるときがいちばん安心するもんやで。何もしなくても、いっしょに居るだけでいいと思うで」と言ってくれ、涙が出そうになった。三軒目のお店を出たときは、すでに二十五時すぎで、KくんとEさんは、同じタクシーに乗って帰って、ぼくとMちゃんは、あとコーヒーを一杯ということで、近くのお店に入って、いろいろと話をして、ぼくが梅田を発ったのは、二十七時すぎで、「今から帰る」とCにメールしたら、いったん寝て、起きていたようで、「了解」と返信が届いたので、驚いた。

 二十四日のこと。
 朝起きたら、五部林が少し熱っぽいという、Cの話を聞いて、驚いたけど、熱を計ると三十六度台だったので、保育所に。Cが保育所で検温したところ、三十七度台になっており、きょうもまた四月三日に引き続き、保育所から呼び出しの電話があることを覚悟する。
 覚悟はするものの、眠くて仕方なくて、九時~十五時まで眠っていた。
 雨が強くなってきた十六時すぎ、S保育所へお迎えに行くと、担任のO先生から「五部林くん、十五時半の検温で、三十八.四度ありました。気をつけてあげてくださいね」と言われ、保育所を出て、Cに電話で相談した後、いったん自宅に戻って、ふさおかこどもクリニックに電話し、診察予約をする。十八時の予約が取れたので、それまで夕食の支度をして、再び外出。
 五部林はいたって元気そうだったけど、体はやっぱり熱くて、昨日も予防接種に来たばかりだったので苦笑いから診察が始まった先生の診察所見では「昨日の水疱瘡(水痘)ワクチンの副反応である可能性が高い、今後、また38度以上の熱、39度の熱が出たら、それは副反応ではないので、抗生剤を飲ませること」と「ファロムドライシロップ小児用一〇% 一〇〇mg」と、その抗生剤はお腹が緩くなりやすいらしく「ビオフェルミンR散」を処方される。
 本来、予防接種後はゆっくり過ごさなければならないのに、前日、連れまわしてしまったことを反省した。
 昨日は、五部林をお風呂にも入れず、夕食後、二〇時すぎに寝かす。心配ではやく帰ってきたCと、ぼくと三人で、いっしょに寝てしまう。

 きょう。
 早く寝たので、家族三人、六時すぎ起床。
 朝食とって、S保育所に「五部林、お休みします」と電話をして、仕事へ行くCを外まで見送って(五部林は、どうして自分を連れて行かないのだ、というような顔をして大泣き)、ふたりでゆっくり過ごす。
 家事を終え、リビングのノートパソコンで、メールチェックやfacebookなどをしていたら、五部林がぼくの膝の上に乗りたがって、いっしょにPC画面に向かっていると、五部林の頭がコクリ、コクリしだしたので、そのまま布団に寝かせる。結局、九時半から十二時半まで、眠った。こんな時間に眠ることは珍しいので、元気そうにしているものの、やはりしんどいんだろうな、と思う。
 ただ、昼食後は、午前中寝たぶん、まったく眠らず。ぼくが眠くなって、横になっていると、絵本を読め、読め、と本棚から、何冊も何冊も持ってきて、何冊も何冊も読んだ。なかでもいちばん繰り返し読まされたのは、以前、Yさんからいただいた井上洋介 えとぶん『モグモグでんしゃこどものとも 年中向き 2006年 11月号)』で、いくら電車好きとはいえ、この本のなかに出てくる電車は、おにぎり電車とか、肉まん電車、それからソフトクリーム電車など、それも、かなりシュールなタッチの絵なのに、気に入って「でんちゃ、でんちゃ」と指さして喜んでいる。
 あとは、『デラックス版 でんしゃ 大しゅうごう (BCキッズ 最新・のりもの ずかん)』のページを開いて、ひたすら、「これなに?」と訊いてきて、「はやて」とか「スーパーおどりこ号」とか「E761系」とか、すべての列車の名前を言わされる、罰ゲームみたいな午後。
 昨日、病院からの帰りに、マクドナルド(1号線守口店)で、「ハッピーセット」についてきたおまけのプラレール成田エクスプレスだったのだけど、『デラックス版 でんしゃ 大しゅうごう (BCキッズ 最新・のりもの ずかん)』のなかにも、成田エクスプレスが登場していて、「あれ、五部林、この電車と、この電車、いっしょやんか!」と言うと、「いっちょ、いっちょ」と言って、大はしゃぎだった。

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 あまりにも疲れたので、夕方、テレビを点けて、「みいつけた!」(再放送)(コッシーの声が、サバンナの高橋茂雄だというのは、未だに信じられない)などを五部林に見せながら、少し休憩。辻井タカヒロ焦る! 辻井さん』などをタラタラ読む。『焦る! 辻井さん』は、吉田戦車まんが親 (1) (ビッグコミックススペシャル)』シリーズとも少し似ているが、イラストレーターだけあって、マンガのコマ割りとか、展開が、少しギクシャクしているのがいい。
 その後、夕食の支度(野菜たっぷりうどん、オクラとマカロニのサラダ)、早めに食べて、洗濯物を五部林といっしょに入れて、早めにふたりでお風呂に入って、早めに寝ようとしていたら、C帰宅。
 Cが帰ってきて、少しはしゃいだけど、和室でいっしょに寝たら、五部林はすぐに寝息を立て始めた。
 明日は、保育所行けるかな。


焦る! 辻井さん

焦る! 辻井さん

  • 作者:辻井タカヒロ
  • 発売日: 2013/04/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
まんが親 (1) (ビッグコミックススペシャル)

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  • 作者:吉田 戦車
  • 発売日: 2011/11/30
  • メディア: コミック
まんが親 (2) (ビッグコミックススペシャル)

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  • 作者:吉田 戦車
  • 発売日: 2013/02/15
  • メディア: コミック

*1:住所としては、兵庫県西宮市東山台周辺。「西宮名塩ニュータウン」とも呼ばれる。建築家の遠藤剛生 http://www.kobe-du.ac.jp/env/staff/endo.php が都市計画に参画し、多くの集合住宅や共同施設、斜行エレベーターなどの設計を手がけたらしい