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「あえて」以降の、生きる仕方の試みの記録。「父」像、「家族」像への試み。文中に出てくるCは妻で、五部林は息子です。

tarareba.jp

 昨夜(ゆうべ)も、眠る前に「Hulu」で「LOST」(シーズン5)の6話(途中から途中まで。眠くてまったく進まない)を見て、2時前就寝。

LOST シーズン5 COMPLETE BOX [DVD]

LOST シーズン5 COMPLETE BOX [DVD]

  • 発売日: 2010/01/20
  • メディア: DVD

 今朝、9時前起床。寒いけど、晴れつつある朝。
 職場の人と下鴨神社で開催される「森の手づくり市」に行く予定のCは「雨だったら行かない」とか言い出していたので、どうするのかと思っていたけど、なかなか決めきれずにいるので、イライラ。結局、10時前に職場の人から「行く」というメールがあって、それでCも行くと決めて、ひと安心。「ひとりでもゆっくり行ってくればいいのに」とぼくが言うと、「雑貨とか見ながら、『かわいいー』とかを誰かと言い合うのが楽しいんやんか」とC。そんなものか。C、10時すぎ、出発。Cがひとりで出かけたので、五部林、大泣き。
 その後、ぼくは、五部林を着替えさせたり、雨はすでに止んでいるけど、ずっと部屋のなかで気に入って履いていた「長靴」を外でデヴューさせてみようとしたり、昼食の準備をしたりして、10時半すぎ、地域の子育てサークル「ぽれぽれ」に向かう。去年の12月以来の参加。

 五部林と、ボチボチ歩いて行って、公民館に入る前に、すぐその横の「Hanaki hair design」(先日[3/29]、髪を切ってもらった散髪屋さん)に顔を出して、店員さんに五部林と会ってもらう。「お父さんにそっくりやわぁ」とおばさん。そして、公民館に入ると、すでに5~6組の親子(父親はおらず)がいて、ぼくは少し緊張していたけど、主催者のNさんはじめ、ママ友さんも、子どもたちも、みんな暖かく迎えてくれた。
 五部林も、ぼくも久しぶりに訪れた空間だったので、最初やはり落ち着かなかったけれど、五部林はそのうち電車のおもちゃで熱心に遊び出し、ぼくも、HさんやIさんと話したりして、子どもたちとも遊んだりして、だんだんリラックスしていった。Nさんには、ぼくの「うつ」のことは、以前、すでにメールで報告してあったので、「ご無沙汰してしまい、申し訳ありません」というと、笑って「いいねんよ、いいねんよ、ゆっくりしたら」と言ってくれた。
 保育所に通い始めたとはいえ、保育所では同年代の子と遊ぶ機会はあっても、こうして、下は数ヶ月の赤ちゃん~上は幼稚園の子どもたちまで、いろんな年代の子どもたちと遊ぶことは、五部林にとってもとても刺激になっていると思うので、また訪れてみたい。

 12時すぎ、公民館を出て、長靴でたくさん歩いてみようと思って、狭い路地を選んで、くねくねと歩く。五部林も迷路みたいな路地をとても楽しんでいたよう。こういう路地がある街っていうのは、ぼくがこの街を気に入ってる理由のひとつで、ぼくも子ども時代にはよく路地で遊んだ。大人の目には止まりにくい「路地の経験」というのは、必要だと思う。

 帰宅して、昼食。五部林は、Pascoの「ちぎりパン」をひとりでほとんど全部食べた。
 それから、少し遊んで、五部林は昼寝。14~16時前まで。
 以前、五部林が保育所に通い出す前、ぼくが「うつ」になる前、こうして、ぼくと五部林のふたりで日中を過ごしていたことを思い出した。昼寝をしてくれているときだけ(なかなか昼寝してくれない時期もあってイライラしたけど)が、当時の「ぼくの時間」だった。昼寝の時間は、日によってまったく違って、3時間のときもあれば、30分のときもあって、まったく予定が立たなかった。それがとても苦しかった。
 でも、そういう日々を、今は、少し懐かしく思え、しばらく、ぼくも、五部林の隣で彼の頭を撫でながら、ウトウト。イライラしたり、ほぼネグレクトに近い、ずっとテレビを見たり過ごしていた日々のことを思い出して、五部林にはとても申し訳なく思った。

 16時半すぎ、ベビーカーに五部林を載せて、マックスバリュ(太子橋店)まで買い物。
 休日のスーパーは、ものすごい人で混雑しており、五部林をベビーカーから、スーパーのベビーカートに乗り換えさせて、ニョロニョロと歩いた。セルフレジで会計。五部林もバーコードをピッとやってみたいらしく、ベビーカートを抜け出したくて仕方ないようだった。
 たくさん食料品を買ったつもりはなかったけれど、気づいたらすごい量で、マイ「ザック」(リュック)もいっぱい、スーパーの袋2つ、そして、オムツ2つをベビーカーのフックにかけると、すでに前輪が浮いてしまっていた。できれば、エコの観点からマイ「ザック」やマイバックを持参して、レジ袋を使わないようにしたいのだけど、保育所に通い出してからというもの、汚れた衣類やタオル、そしてオムツを入れるのに「スーパーの袋、スーパーの袋を持ってきてください」と先生から言われるので、時代には逆行し、罪悪感を抱きながらも、スーパーの袋をゲットするようにしている。

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 18時前に帰宅して、ふたりで夕食。きょうは、ほとんど買ってきた惣菜(クリームコロッケ、揚げ天など)で済ませた。
 結局、「『手づくり市』は16時には終わるみたいだから、18時前には帰ってくる」と言ってたCが帰宅したのは、19時前で、「手づくり市」自体はさほどおもしろくもなかったようだけど、その後、恵文社一乗寺店に寄ったり、バスで四条まで出て、雑貨屋などにも寄って帰ってきたらしい。
 久しぶりのお出かけを十分に楽しむのは、それは、ものすごくいいと思う。でも、Cにとって、五部林とふたりで夕食をとれるのは、休日しかないわけで、できれば、朝、もっとはやく決断して、はやく家を出て、はやく帰ってくればいいのに、と、ぼくは思ってしまう。
 また、ぼくは、もう慣れっこになっているけど、こういう時間感覚のCをときどき許せなくなるときがある。ぼくなら、わざと遅めの時間を伝えておく。そして、その時間よりは必ずはやく帰ろうとする。待たせる方はさほど気にならないけど、待つ側の時間は長いのだ。そして、予定より遅くなりそうだったら、路線検索などをつかって、できる限り正確な到着時間を相手に伝える(もちろん、それも余裕をみて遅めの時間を伝える)。そういうことさえCはしない。何度か訴えたけど、直らない。時間感覚というものは、気をつける、というものでもあるけれど、おそらくそれは、性格みたいなものといっしょで、よほど痛い目に遭わないと、直らない、というか、そういう人は直そうとも思わないのだと思う。逆に、ぼくは、もっと時間にルーズになりたいとずっと思ってきたが、やはり、それは直らない。どうしても、10分以上前には、待ち合わせの場所に着いてしまう。

(なんだか、最近、この場所は、Cへの愚痴で占められるようになってきた…)

 19時半から、マンションの管理組合の理事会。
 来月12日の管理組合の定期総会に向けての議案内容の確認。終わったのは21時。帰宅したら、五部林は寝ていて、Cが夕食をとろうとしているところだった。少しきょう一日の話をお互い報告して、ぼくは、久しぶりに(3日ぶり?)入浴。

 湯船に浸かりながら、ボンヤリ考えていた。
 何を考えていたかというと、ぼくが、これから先、何をやっていきたいのかはまだ漠然としているのだけど、新刊書店でも、古書店でも、子育て支援関係の場所でも、その他何をするにしたって、その場所の「名前」(屋号というのか、商号というのか)は必要であり、それが、ふと思い浮かんだ。
それは『たられば』というものだった。「たられば」というのは、もちろん、あの「たられば」で、「コトバンク」によると、以下のような意味らしい。

[連語]《「もし…していたら(したら)、もし…していれば(すれば)」の意》事実とは無関係な仮定の話。また、事実とは異なることを仮定してする後悔。してもしかたがない話という意味で使われることが多い。

 入浴後、Cに「おやすみ」と言って、保育所に持って行く「れんらく帳」を記入してから、すぐにPCを立ち上げて検索してみて、上記の「意味」が出てきて、ぼくの、やりたいことにぴったりだったので、すぐに採用。事業内容より先に場所の「名前」(屋号・商号)を決めるというのは、おかしいとは思うけど、今、ぼくにできることは、それぐらいなので、ちょっとワクワクした。
 ワクワクついでに、「今の時代、何をするにしたって、ホームページは必要だ」とか思い出して、「たられば」のドメインが取れるかどうか調べようと、「tarareba]を「ムームードメイン」で検索。そしたら、「.com」や「.net」はすでに使用されているようで、残念。「taraleba」なら「.com」も「.net」も取得できるようだったが、やはり「l」より「r」だと思って、なんと【tarareba.jp】を取得してしまう。もちろん、ぼくは、ホームページのつくり方とか、サーバーとか、まったくよくわかってないけど、これはもう早いもの順なので、何年先になるかはわからないけど、とりあえず、取得した。まず一歩。
 さて、どう思いますか、みなさん?