〒カワチ日手紙〒- 外 -

「あえて」以降の、生きる仕方の試みの記録。「父」像、「家族」像への試み。文中に出てくるCは妻で、五部林は息子です。

わーさん、ぶーさん、うーやん

 昨夜(ゆうべ)も、眠る前に「Hulu」で「LOST」(シーズン5)の5話(途中~)・6話(途中まで)を見て、1時前就寝。Hulu、やっぱり、今月も、有料契約更新。

LOST シーズン5 COMPLETE BOX [DVD]

LOST シーズン5 COMPLETE BOX [DVD]

  • 発売日: 2010/01/20
  • メディア: DVD

 今朝、久しぶりに寝坊して、9時すぎ起床。
 すでにCと五部林は起きて、風呂場で「おしゃれ着洗い」などをしており、そばで五部林もなにやら手伝っているのか、邪魔しているのかわからないようでもあり。
 「ゴミ出してくるわ」と廊下に置いてあったゴミ袋を手に、タバコとライターを持って、ユニクロスウェットのまま外出。少し暖かい陽射しを浴びつつ、マンションの敷地内にある公園で一服。来月開催予定のGWB(ご近所ワイワイバーベキュー大会)の参加・不参加連絡をきょうに設定してあったので、まだ返事もらってない人に、催促的メール*1
 しばらくボンヤリしていたら、iPhoneにCから電話があり「どこまでゴミ捨てに行ってるん?!」とイラついた声。うんざりしながらも、すぐに帰宅。Cはまだ風呂場で「おしゃれ着洗い」をしていて、「何か手伝おか?」と訊くと、「とくにない」とか言うので、「じゃあ、なんで電話かけてきたんな?」と言うと、「じゃあ、フックが外れてる電話線をなおしといて!」とか言われるので、言い返そうかとも思ったけど、またどうせうんざりする答えが返ってくるだけだと思い、リビングの電話線のフックを補修する。壁紙とフックのシールの相性が悪くて、粘着力が持たなかったので、木工用ボンドなどで補強。
 「おしゃれ着洗い」した衣類をベランダで干しているCに、五部林がまとわりついて、かなり大変そうだったので、「じゃ、五部林と、外で遊んで来よっか?」ときわめて優しい口調で言ったつもりだけど、「誰もそんなことしてって言ってないやん! 出て行きたかったら行ってもいいけど、昼から出かけるんやろ、お昼ご飯どうすんの?」とか、またイライラしてるので、「じゃあ、ご飯つくるよ!」と、ぼくもイライラ返しをしてしまう。「あ、これじゃ、ダメだ」と思いながらも。
 昨日、Cのお義母さんから送られてきた野菜のうち、アスパラガスとニンジン、それから冷蔵庫にあったベーコンをオリーブオイルで炒め、牛乳入れて、ポタージュスープの素かけて、少し煮たのと、あとは昨夜の夕飯の残り。
 そんなのをつくりながら、ぼくは、出かける以外のCと(五部林と3人で)の一日(休日)の過ごし方が、まったくよくわからないでいることに改めて気づく。これなら、ほんとうに、大変だけど、ぼくと五部林のふたりで一日を過ごす方が、よほど気を遣わずに済むから気分的には楽。休みの日にしたいこと*2が満載で、それを五部林がまとわりついているせいでなかなか思うように捗らないCの顔色をいちいち伺って過ごすのは、とても疲れる。もっと、のんびりすればいいのに、と思う。
 ぼくが、一応、主夫として家事をやってるけど、もちろん、その家事の内容をCは気に入っていないはずではあり、でも、最低限の掃除とかだけでいいと思うのに、どうせまた五部林に荒らされる棚や引き出しの整理をそんなにする必要があるのだろうかとも思うけど、そんなことはもちろん口には出さない。
 五部林が生まれる前も、これに似たようなことはあったけど、でも、ふたりのときは、Cも夕方まで寝てたりして、食事をつくるのが面倒になったら、外食に出かけたりもしていた。でも、やはり、子どもを持つ、ということは、こういうことなんだと思う。

 昼食後、夕食の支度もぼくがした後、雨が降り出すなか、3人で、Honda Cars 大阪 大日店へ車の試乗に。もちろん、車の購入とかはまったく考えていないけど、試乗するだけで、楽天スーパーポイントが1,000円分もらえるキャンペーンに応募していたので、行ってみた。五部林はもちろんのこと、ぼくも、Cも自動車ディーラーに試乗に行くなんてことは初めてで、ぼくに至っては、自動車ディーラのお店に行くことさえ、生涯2、3度目だった。
 試乗した車は「フリード」。3列シートの7人乗り。お店の周りをグルリと運転させてもらう。営業担当のYさんが助手席、Cと五部林が後部座席に乗りつつ。「この試乗してるときに事故ったら、どうなるんですか?」とぼくが訊くと、Yさんは「一応保険には入ってますが、お客様の保険を優先で使わせていただくことになっています」と笑う。それから、この車に興味アリつつも、それほど購入するつもりはないことを匂わせながらの会話。でも、きっとYさんは、最初、ぼくらの姿を見ただけで、「買う気のない客」だということは、すぐにわかっていたような感じだった。試乗から戻ってきて、お茶を出されたのだけど、そこでも、Yさんは、席には座らず、とりあえずカタログを持ってきてくれて、立ち話。五部林が出されたジュースを飲むのに時間がかかったり、「キッズコーナー」で遊び出したりしたので、それほど興味もなかったけれど、「フリード」の値段(230万円!)とか、今、載ってるタントがもうすぐ走行距離が10万kmなのだけど、だいたい乗り換えの相場はどれくらいか、とか、ホンダの軽では「N BOX」が有名だけど、タントとの違いはどんなところか、などと話をしていた。
 その後、店頭に駐車してあった「N BOX」も少し載せてもらった。五部林は、運転席に座って「ブー、ブー」言いながら、ハンドルを握って、大喜びだった。

 それから、車で心斎橋にある書店「心斎橋アセンス」で開催されている「岡田よしたか絵本原画展」へ。
 2011年度に五部林を連れて毎月参加していた、大阪市主催の「パパのこころ育てセミナー」というイベントがあったのだが、そのとき、よしおかとしみさんという人が読み聞かせしてくれた絵本、岡田よしたか『ちくわのわーさん』が、ぼくは相当好きになったのだが、先日、facebookでこの原画展の情報を知って、行ってみたくなり、Cを誘ったら、了解してくれたので行ってみることになった。
 雨の心斎橋筋商店街は、とても人が多くて、そこを駐車場から五部林を肩車して歩いて向っていたのだけど、ぼくは、その商店街を、まさか、子どもを肩車して歩く日が来るなんて、と思いながら、しみじみしていた。
 書店5Fのギャラリーは、外の人の多さが嘘のように、人がひとりもおらず、ゆっくり展示を見ることができた。やはり、昨日行った「鳥山明 The World of DRAGON BALL」@阪神百貨店もそうだったけど、原画というのは、筆の「タッチ」が見えて、とても良い。印刷技術は進歩しているとはいえ、この「タッチ」を紙の上で表すことはなかなか難しいのだと思う。ちくわの「わーさん」も、こんぶの「ぶーさん」も、うどんの「うーやん」はもちろん、絵本に登場する犬とか、動物、そして景色などがとても暖かな感じだった。
 作者の岡田よしたかさんは、もともと無認可保育所で働いていた経歴がある、と、会場の作者紹介にあったことは、ぼくにとって、いい情報だった。
 五部林は、最初、機嫌良く、会場に展示されている絵を見ていたのだけど、そのうち、床に転げ回って、駄々をこねはじめたので、そそくさと退散。

http://instagram.com/p/YUPpIFPXht/

 ギャラリー階下の書店(マンガ売場のみ、少し覗いた)で、気になったのは、望月ミネタロウ 作/山本周五郎 原作『ちいさこべえ (1) (ビッグコミックススペシャル)』、タナカカツキ部屋へ!』、村上かつらHatch 1 (Feelコミックス)』『(2)』、『新人保育者物語 さくら: 保育の仕事がマンガでわかる (単行本)』(ぼくは、村上かつらの新作は必ず読むようにしてたけど、この数年まったく知らなかった)、『IMA(イマ) Vol.3 2013年2月28日発売号』(特集「追悼 石元泰博 東松照明 深瀬昌久 -戦後日本写真の巨匠が残したもの-」、に惹かれて。ぼくは、石元泰博東松照明も好きな写真家)など。
 「スタッフ募集」の貼り紙も気になった。「30才位まで」と書かれてあったけど、電話してみようか、なんて、思った。
 その後、隣の絵本専門店「ARDOUR(アーダ)」で、予約して置いた『ちくわのわーさん』、『うどんのうーやん』、『こんぶのぶーさん』の3冊(岡田よしたかさんのサイン本)を購入したり、店内を覗いたり。混み合う店内で、五部林は、車のおもちゃを見つけて、思い切り地面で走らせながら、いろんな人の足の間を駆け回っており、ぼくは、やっぱり、叱らなくちゃいけないのかな、と思ったりもしながら眺めていた。絵本専門店の店員さんって、やさしい雰囲気は出てるけど、ほんとに何考えてるのか表情からまったく読めない人とか、霞を食べながら生きてるんじゃないか、と思うほど、浮き世離れした若い女性が多い。ぼくは、もっと、ガッシリした、本に対する知識と、子育てに関する経験を兼ね備えてる人が店員であった方が安心するんだけど。
 その後、「ABIRTH(アバース)」で雑貨を見たり、混み合うApple Storeに寄ったり(初めて入った)した後、小腹が空いたので、「アンファン」でシュークリームを買って、車内で食べながら帰宅。

部屋へ!

部屋へ!

Hatch 1 (Feelコミックス)

Hatch 1 (Feelコミックス)

Hatch 2 (Feelコミックス)

Hatch 2 (Feelコミックス)

IMA(イマ) Vol.3 2013年2月28日発売号

IMA(イマ) Vol.3 2013年2月28日発売号

  • 発売日: 2013/02/28
  • メディア: 雑誌
ちくわのわーさん

ちくわのわーさん

うどんのうーやん

うどんのうーやん

こんぶのぶーさん

こんぶのぶーさん

http://instagram.com/p/YUWCJDvXls/

 そうそう、Apple Storeの前で、ママ友のTさん一家と偶然会って、びっくりした。旦那さんとKちゃん(五部林と3日違い生まれ)もいっしょにいて、旦那さんには初めて会ったけど、びっくりしたのは、その旦那さんの対応で、ぼくらが「こんにちはー、びっくりですね」とTさんに言って、旦那さんには「はじめまして、○○です」と自己紹介したにもかかわらず、あいさつするでもなく、ソフトクリームを食べながら、Tさんに向って「誰?」と聞いて、Tさんは慌てたように「友だち、友だち」と言っていて、ぼくよりも7~8才は年上だろうに、ふつうは「こんにちは。いつも、妻とKがお世話になってます」ぐらい言うよな、とか思ってた。そういえば、Cが「Tさんが言ってたけど、旦那さん、Kちゃんのオムツすら換えない人なんだって。じぶんが出かけて、旦那さんにKちゃん見てもらうのも1時間が限度だって」と言ってたことを思い出した。いろんな家族がいる。ただ、Tさん一家はものすごくおしゃれ。関係ないか。

 帰宅して、夕食をとった後、Cと五部林はお風呂に。ぼくは、地域の自治運営委員会の班長会に、マンションの管理組合の理事として参加。今年度の上半期の班長のなかかから、棟長、副棟長の選出、自治会費徴収のお願い、上半期の行事予定(また今年も夏祭りがあるー!)などを説明し、終了。
 母の友人だったSさんが班長として参加していて、なんと「あみだくじ」で棟長に選出されてしまっていた。気の毒、と言ってはなんだけども、少し災難。会議終了後、Sさんと集会所の前で、五部林の最近の様子などを報告して、21時すぎ帰宅。すでにふたりは寝ており。

 明日、Cは、もともとの予定では、職場の人と下鴨神社で開催される「森の手づくり市」に行くはずだったけど、「雨だったら行かない」とか言い出して、ぼくとしては、またCと休日を家で過ごすことが不安。「雨でも人が少なくて、楽しいかもよ」とか、「たまにはゆっくり出かけてくればええやん」とか言ってみるものの、決心は固そう。雨、止んでほしい。
 ぼくは、午前中、「ぽれぽれ」という地域の子育てサークルに久しぶりに参加する予定。いつもは平日に開催しているのだけど、最近、月に1度は日曜日に開催されている。どうやら、父親の参加を見込んでのことらしい。

*1:結局、夜までには、お誘いした15家族全員から返事が来て(みんなとても律儀だ。ありがとう)、11家族(うち1家族は未定)の参加。父親が参加しない予定の家族は今のところ2家族で、大人だけで20名近くにもなる。これは、うれしいけど、準備がけっこう大変だと、恐ろしくなる

*2:「おしゃれ着洗い」とか、細かい棚や引き出しの整理とか、ぼくにはあっちからこっちに移動するだけにしか見えない「片付け」とか