〒カワチ日手紙〒- 外 -

「あえて」以降の、生きる仕方の試みの記録。「父」像、「家族」像への試み。文中に出てくるCは妻で、五部林は息子です。

ママ友さんたちとの再会

 昨夜(ゆうべ)も、日手紙書いた後、ネットをツラツラ見ていたら、寝たのは3時。
 発熱中の五部林は、夜中何度も起きて、グズグズ。

 今朝、7時起床。ヨーグルトとバナナを食べた五部林。それでも、やっぱり元気ナシ。熱をはかったら、37度台まで下がってる。Cが支度しに洗面所に行っただけで、Cが行った方向を指さして、大泣き。不安なのだと思う。Cが、遅刻覚悟で、しばらく五部林を抱っこしてあげたり、横にいっしょに寝てあげたりしてた。「いってらっしゃい」の儀式をせずに、「知らない間にいなくなる作戦」を決行し、C、仕事へ。
 そのまましばらく五部林は寝てたけど、10時前にムクリと起きだし、洗面所につづくリビングの扉の前に立って大泣き。Cを探しているのだと思う。抱き上げて、「即興歌」を歌って(はやく元気になれー、的な)、また布団に誘って、ぼくもいっしょに寝てしまう。
 昨日、久しぶりにLINEでメッセージをやりとりした近所のママ友さんから「きょうのお昼、外島西公園でお花見するので、良かったら来てください」と言われていたけど、五部林の様子を見ると無理っぽいので、断りのメッセージを送る。

http://instagram.com/p/XqcoQ1PXlK/

 12時すぎ、また五部林がムクリと起き始めたので、アンパンマンの(パッケージの)クリームパン(ややこしい)を渡すと、むしゃむしゃと食べた。少し安心。「きょうは、特別やで」と布団のうえで食べさせたのだけど、もちろん、それはぼくが面倒だったから。昨日、処方された抗生剤(トミロン細粒小児用10%)を飲むのを嫌がったけど、なんとか飲ます。
 お腹いっぱいになった五部林は、わりと元気を取り戻し、おもちゃで遊び出したりしたので、「あれ、これなら、お花見行けるかも」と、ベランダに出ると、とてもよく晴れて、とても暖かい。「ちょっとだけ、お散歩行こっか」と、五部林に言うと、じぶんで上着を持ってきて着ようとするので、手伝って、ぼくも着替えて準備。
 もちろん、お花見に行きたいのは、「うつ」のせいで、しばらくご無沙汰してしまっていたママ友さんたちにぼくが会いたいというのが第一の目的で、五部林を遊ばせたいとか、気晴らしさせたいというのは、二次的な理由。だから、Cに言うと、怒られるだろうな、と思いながら。

 歩いて、3分ほどの外島西公園に行くと、何組かのお花見の家族連れがいたけど、ぼくの知ってるママ友さんたちが見当たらないので、Iさんに電話すると「西公園、人が多かったので、少し先の淀川河川敷の手前の広場にいますよ」とのことで、五部林を抱いて向かう。
 久しぶりに、Iさん親子、Tさん親子、Uさん親子、Kさん親子と会った。この数ヶ月間のぼくの状態をどこまで知っているのかわからないので、なんとも話しづらかったけど(もちろん、みんなもそうだったと思う)、みんな、五部林のことを「大きくなった」「お兄ちゃんになった」などと言ってくれ、体調も気遣ってくれた。保育所のことなどを少し報告したりした。4人の子どもたちは、みんな、とても元気に遊んでいた。
 五部林は、しばらくポヤーっとしていたけど、Tさんが持ってきていた、小さなボールを見ると、トコトコ歩き出して、じぶんで投げたり、蹴ったりして遊び始めた。そのうち、Iさんが、シャボン玉で遊んでくれたり。
 30分ぐらい滞在して、帰宅。五部林は、帰宅後、すぐに寝た。疲れさせてしまったかな、と、ちょっと反省。Cにメールすると、予想通り怒りの返信。

http://instagram.com/p/XrO1P2PXm8/

 しばらくぼくも五部林と同じ布団でウトウトしていて、15時頃、五部林が目覚めたので、お茶を飲ませたり、体温はかったり(38度台)、征矢清・作/林明子・絵『ひよこさん』(「こどものとも0.1.2.」2013年3月号)を読んであげると、ニワトリのおかあさんにくるまっている「ひよこさん」を見て、五部林は少し遠い目をした(ような気がする)。
 ちょうど、昨日届いた『母の友』(2013年5月号)で、「林明子の世界」という特集*1をしていたので、読んであげたくなった。

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母の友 2013年 05月号 [雑誌]

母の友 2013年 05月号 [雑誌]

 16時、17時と、体温をはかっても、38~9度台で、真っ赤な顔をして、五部林がしんどそうだったので、意を決して、昨日、処方された解熱用の座薬(アンヒバ坐剤小児用100mg)をお尻の穴にブチュリ。五部林、少し嫌がったけど、わりとスムーズに。
 それから、しばらくすると、薬が効いたのかどうかわからないけど、ムクっと、意志をもって起き上がり、おもちゃで遊び出す。うさぎの乗り物にも乗って、部屋をウロウロするぐらい。
 遊んでいる間に、夕食をつくってしまおうと思い、やっぱり、風邪のときはうどんかな、と、冷凍うどんを湯がきながら、にんじん、さつまいも、エノキダケを煮てだし汁をつくり、牛豚ミンチの消費期限がそろそろ近づいてきていたので、これもうどんの具にしようと、ネギを刻んで、しょうゆと砂糖で炒めた。
 ぼくが支度をしている間、五部林は、元気なとき、いつもそうするように「マンマ、マンマ」と、リビングから台所に入って来られないように設置してある「ベビーゲート」に全身で寄りかかりながら大声で叫んでおり、この動作が、以前のぼくはとても不快で、ただでさえ、夕食づくりでてんやわんやなのに、五部林に急かされることで、さらにイライラしてきて、落ち着いて食事をつくりたいと思っていたけど、きょうは、それが「元気になった証拠」のようにも思えて、相手をしながら、つくった。
 18時すぎ、ふたりで夕食。うどんは、かなり短く刻んだのだけど、コシが強いせいか、それとも食欲があまりないせいか、それほど五部林の食は進まず。野菜と肉だけ食べさせて、あとは、バナナを食べさせた。食事後、また嫌がったが、抗生剤(トミロン細粒小児用10%)を飲ます。
 夕食の片付けをし、朝、洗濯機を回したままそのまま放置していた洗濯物を、再度「すすぎ」だけして干して、お風呂を沸かし、そのお湯で、五部林の体を拭いて、着替えさせながら、体温をはかると37度台まで下がっていて、ひと安心。

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日本育児 とおせんぼ ナチュラル S NI-0151

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 19時半すぎ、C帰宅。
 五部林を寝かしつけながら、そのまま、3人で、和室に敷いた布団で眠ってしまい、ぼくは22時すぎに起きて、五部林の体を触ると、かなり熱くなっていて、少し心配だったけど、別室でPCを立ち上げ、ぼくが五部林の病状を投稿したfacebookに、コメントをしてくれてる人に返事を書いたり。
 0時になり、五部林が泣いているのが聞こえたと思ったら、Cが別室にやってきて、「体温はかったら、40度ある。座薬入れた方がいいかも」とのことで、あまり座薬は使いたくはなかったけど、五部林も眠れずにしんどそうなので、アンヒバ坐剤小児用100mgをお尻の穴にブチュリ。イオン飲料を飲ませたり、冷却シート(冷えピタ)をおでこや脇の下や足の付け根に貼ったり。
 その後、毛利子来・山田真『育育児典』(病気編)を読んで、どんな発熱が緊急事態なのか、ひきつけ(熱性けいれん)を起こしたときの対処などを調べる。五部林の状態では、まだ緊急事態とはいえないようだけど、熱が40度を越えると、やはり、心配になる。

育育児典

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 夕方、保育所には「明日も休ませてもらって、月曜日から通わせようと思います」とは電話しておいた。
 明日も、ゆっくり家で過ごそう。
 週末は、下島公園、太子橋中公園の桜まつり、芦間高校では、「花見の会」が開催されるので、3人で行ってみようと思っていたけど、ちょっと無理かもしれない。日曜は、亡き母の友人たちがお花見をしようと誘っていてくれたりもしたけど、これも、ちょっと難しいかな。

 さっき、はてな匿名ダイアリーで「子育てとは犠牲だ」という記事を読んだ。
 コメント欄には、賛否両論あるようだけど、ぼくは、まさしく、この投稿者と同じような気持ちだった(「だった」と完全に過去形にできないけど)。
 それは、2月に書いたエントリを読んでもらえればわかると思う。
 こんな気持ち(子育ては犠牲)なんて、少数派であり、異端であると思っていて、それを口に出すことは憚られる世の中だと思っていたけど、もう、こういう感情は、ある程度(もちろん、反対意見もたくさんあるとしても)普遍性があり、誰もがもつ感情として世の中に受け入れられつつあるのだな、と思った。
 その気持ちについては、きっと、人類史上始まってからあったものだと思うけど、その気持ちを「語る」地場のようなものが、できてきているのが、今という世の中なのか。

 あー、きょうも、もうすぐ3時。

*1:http://www.fukuinkan.co.jp/magadetails.php?goods_id=23044