〒カワチ日手紙〒- 外 -

「あえて」以降の、生きる仕方の試みの記録。「父」像、「家族」像への試み。文中に出てくるCは妻で、五部林は息子です。

常駐菌

 昨夜(ゆうべ)も寝たのは、1時半すぎ。寝る前に、久しぶりに、「Hulu」で「LOST」(シーズン4)の8(途中から)・9話を見た。久しぶりすぎて、話を少し忘れてた。

LOST シーズン4 COMPLETE BOX [DVD]

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 今朝、7時前起床。五部林の保育所ライフ、2日目(入所式を入れれば3日目)。
 3人で朝食。珍しく、五部林、少食。抱っこして、膝の上で食べさせると、少し食べた。そして、Cが支度してる間、ぼくは五部林に歯磨きさせたり、着替えさせたり。そのときも、なんだかグズリが激しかった。7:45、Cと五部林を見送る。
 8時すぎ、保育所に五部林を預け終えたCから電話。「今朝は、保育所に着くなり大泣きやった。それで、しばらく静かになってたと思ったら、また教室着いて、大泣き。なんか、『保育所で過ごす』ってことがわかってきたみたい」と。さらに、また体温をうまく測らせてくれなかったみたいで、「やっぱり、はやく測れる体温計、欲しい」とのこと。それから、「おしぼり、おしり拭きタオルを入れる場所(カゴ)がわからない。早朝保育のパートさんも、よくわかってないみたいだから、お迎えのとき、先生に訊いておいて」と。

 朝食の片付け、洗濯干し、少し部屋の掃除をしてから、PCを起動し、Amazonでテルモ 電子体温計 【スピード検温式 平均20秒】 C231と、保育所で使う「けんこうてちょう」用に「ポケットサイズ用ビニールカバー」を注文し、外出の支度。

テルモ 電子体温計 【スピード検温式 平均20秒】 C231

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 先日修理した、愛車・リトルカブに乗って、ふだんそういうことはあまりしないのだけど、iPhoneにイヤホン刺して、ASIAN KUNG-FU GENERATIONソラニン」をリピートで聞きながら、イオンモール大日に向かう。浅野いにお・原作/三木孝浩・監督の映画「ソラニン」(公式サイト)では、主人公は原付に跨がって死んでしまうのだけど、そんなことはあまり関係なくて、とにかく、少し調子が上向いてきたときに、ぼくは、なぜかこの歌を聴きたくなる。
 日曜にCがCASIOの「EXILIM EX-ZR700BN」(メーカーサイト)を買ったときに、壊れたカメラを3,000円(ポイント)で下取りしてくれると聞いていたので、Cが使っていたFUJIFILM「FinePix F50fd」をイオン内のJoshinに持って行く。少し時間かかったけど、ちゃんとポイント化してくれた。

ソラニン

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ソラニン【Blu-ray】

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 それから、未来屋書店に寄り、少しブラリ。
 気になったのは、石田千役たたず、 (光文社新書)』、乙武洋匡自分を愛する力 (講談社現代新書)』、『だいじょうぶ3組 (講談社文庫)*1河合隼雄日本文化のゆくえ (岩波現代文庫)』『昔話と日本人の心 (岩波現代文庫―学術)』。
 それから、無印良品で「塩化ビニールノートカバー A6サイズ」(「けんこうてちょう」用予備)、そして、先日、かなり購入したつもりだったけど、けっこう保育所の先生たちは、置いてあるストックを使うようなので、2Fのベビー用品コーナーに行き、食事用エプロン(スタイ)「星柄&クルマ食事用エプロン2枚組」(780円)、そして、長ズボンを2枚(@380円)、購入。

役たたず、 (光文社新書)

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自分を愛する力 (講談社現代新書)

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だいじょうぶ3組 (講談社文庫)

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昔話と日本人の心 (岩波現代文庫―学術)

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 その後、そのまま帰ろうかとも思ったけど、少しゆっくりしたくて、丸福珈琲店に行き、ホットコーヒー。
 コーヒー飲みながら、ずっとご無沙汰してしまっていた、ご近所のママ友さんたちに、LINEのIDがわかってる人はLINEで、わからない人はメールで、それぞれ、近況(ぼくの体調のこと、五部林が保育所に通い始めたことなど)を送信。10人ぐらい。送り終わったら、ヘトヘト。

http://instagram.com/p/XoFQRJvXmn/

 そのまま、店を出て、バイクで、Panasonic本社の敷地内(門真市)にある「さくら広場」へ。
 特別開園の時期が10日までだった。去年、Cと五部林は訪れたらしい(そこで、ベンチから、五部林を落っことしそうになったらしい)けど、ぼくは、まだ行ったことがなかったので。安藤忠雄の設計による、その広場は、たしかに、ものすごい本数の桜の木がきれいな花を咲かせていて、きれいなのだけど、どこか整然としすぎており、あと10年ぐらい経つと、しっくりくるのかもしれない。

http://instagram.com/p/XoWFbSvXme/f:id:subekaraku:20130404002832j:plain

 で、広場から、またバイクに跨がって、帰ろうとすると、正面から走ってきた車のクラクションが鳴り、「えっ、なんで、俺、何かした?」と思って、窓の向こうの運転席を見ると、そこには、さっきLINEでメッセージを送ったママ友のTさんがいて、さらに後部座席には、同じくママ友のIさんが乗ってて、ふたりがぼくに向かって手を振っていたので、なんたる偶然だろう! と、とても驚いた。
 あとから、LINEでメッセージを送ったら、どうやら、子育て支援センターに、子どもを連れてふたりで遊びに行く途中だったようで、彼女たちも「ちょうど、○○さんの、噂をしていたところだったから、すごくびっくりした」と書いていた。


 
 15時前に帰宅し、夕食の支度を始める。
 豚肉とほうれん草としいたけとピーマンの中華風炒め、ブロッコリとかぼちゃのマカロニサラダ、そして、昨日のきんぴらごぼうの残り、五部林には、豆腐(冷や奴)と、デコポン
 ちょうど、支度が落ち着いたとき、別室で充電していたiPhoneの呼び出し音が鳴っているのが聞こえて、台所にいたぼくは、どうしよう、無視しようか、とも思ったけど、なんだか胸騒ぎがして出てみると、S保育所の五部林の担任のO先生からで「五部林くん、さっき検温で熱を測ったら、38.9度出てるので、お父さん、なるべくはやく迎えに来てください」とのこと。
 「すぐ、行きます!」と返事をし、支度をし、雨は降っていないけど、そのまま病院に連れて行くことになるかもしれないし、五部林を歩かせるわけにもいかないので、昨日に引き続き、「抱っこ紐」もザックの中に入れて、あと母子手帳(健康保険証・診察券・乳幼児医療証)も持って、せかせかと出て行き、S保育所に歩いている間に、仕事中のCに電話で報告して、「やっぱり、朝からなんかおかしかったのは、しんどかったんかもな」と話したりして。

 S保育所に16時ぐらいに着いて、急いで教室に行くと、五部林がいなくて「!」となったけど、O先生が「五部林くん、今、事務所で看護師さんが様子見てくれてるから、すぐ行ったげて」と言い、さらに「きょうは、朝からちょっとおかしかったよね、昨日は、機嫌良く遊んでたのに、妙にキョロキョロしてて、不安そうやったし、お昼は完食してたけど、お昼寝、おやつの後、なんかほっぺたが赤いなと思って、検温したら、やっぱり熱が出てたみたい」と報告してくれ、ぼくは「申し訳ありません、すぐに病院連れて行ってきます」と言い、また使ったオムツや、着替え、エプロン、おしぼりなどを回収し、ザックに詰めて*2、すぐに事務所に行った。
 事務所では、看護師さんに抱かれた五部林が、ポヤー、とした表情をしており、ぼくの顔を見てもニコリともせずに、ただ、じーっとこちらを見つめていた。
 それで、ものすごく体が熱くなっている五部林を「抱っこ紐」のなかに入れて、保育所を出て、昨日も(肌のかゆみで)受診した、ふさおかこどもクリニックに電話して診察の予約をとろうとすると、「お電話での受付は16:30からになっています。お掛け直しください」という留守番電話のメッセージが流れ、時間を確認すると、まだ16:15で、それから、とりあえず、またCに電話して、五部林の様子、病院に行くことを伝え、我が家は、病院とは逆方向にあり、いったん帰宅するには無駄足のように思え、かといって、きょうはけっこう風が強く、肌寒かったので、そのまま外で五部林を置いておくわけにもいかず、ともかく屋内へ、と思い、近くのドラッグセガミ(守口八雲店)に入って、「水分補給、水分補給」って思ってAQUARIUSと、あと、いつものようなご飯が食べられないかもしれないと思い、初期の離乳食(ドロドロ)のベビーフードを3食分ぐらい買って、店のなかで飲むわけにもいかないから、外島公園まで歩いて、ベンチでAQUARIUSを飲ませたら、五部林がゴクゴク飲んだので、とりあえず少し安心して、16:30になるのを待って、すぐに電話したけど、何度かけても話し中で、やっとつながったと思ったら、たぶん、入りたての受付の人で、なかなか要領を得ず、イライラしてきたけど落ち着いて、17時から、夕方の診察の一番の予約をした。
 それからまた、病院まで駐車場まで歩いて車で行くか、このまま歩いて行くか迷って、まさにコントみたいに、ウロウロしてしまって、「あ、でも、車の鍵が家に置いてある」と気づいて、それなら、歩いて行った方が早い、いや、でも、五部林、寒いかな、とか、ほんと、オロオロ、ウロウロしてしまった後、歩いていくことにした。
 病院まで歩いて、10分。その間、五部林は、いつもなら、通り過ぎる車、トラック、バスを指さし、なんだかんだと叫ぶのだけど、きょうは、指はさすものの、そこからの「叫び」が出ないようで、ぼくの胸に頭をもたげたまんま、ポヤー、っとしていた。

 ふさおかこどもクリニックに着いたのは、16:45ぐらいで、着いた途端、五部林はいつもの習慣で、待合室のおもちゃコーナーに歩いて行こうとしたけど、ちょっとフラフラしていて、それでも、ぼくが受付に診察券やらを提出し、「きょうは、38.9度の熱があって診てもらいに来ました」と言ったりしてるうちにおもちゃコーナーまで行って、お気に入りのミニカーで遊び出し、でも、ぼくがそばに行くと、そのままヘナヘナ~、とへたり込んでしまって、ぼくは、抱き上げ、そのまま待合室のイスで、ずっと抱かれて、またぼくの胸に頭をもたげたまんま、ポヤー、っとしていた。
 診察室に入って、先生に胸の音を聴診器で診てもらったり、喉の様子、それから、お腹を触診されたりしている間、少し五部林は泣いたけど(予防接種のとき、お腹の触診をされるから、また注射されると思ったのかもしれない)、先生は「喉が少し赤くなっているので、そこからきた発熱だと思います。念のため、抗生剤3日分と座薬を出しておくので、抗生剤は熱が下がっても、3日間飲ませてください。座薬は熱が39度以上になって、本人がしんどそうにしていたら、使ってください。もし、3日経って、熱が下がらないようなら、もう一度診察に連れてきてください」と言ったので、「じゃあ、熱が下がっても、保育所には行かない方がいいですか?」とぼくが訊いたら、「熱が下がって、そのまま24時間経っても熱がなく、本人も元気そうなら行かせてもいいですよ、お風呂もその基準で。ただ、体力が消耗してるので、保育所に行くと、また別の病気をもらってくるかもしれないので、そのあたりの判断は、お父さんに任せます」と言われた。
 もらった薬は、いつもの抗生剤「トミロン細粒小児用10%」と、座薬「アンヒバ坐剤小児用100mg」で、受付で診察代を支払い、また歩いて帰った。

 帰宅途中、明日、明後日と、買い物には出られないかもしれないので、しんどい五部林には申し訳ないと思いながら、万代(スーパー)に寄って、食料品を買い、18時前に帰宅。
 汗でびっしょりだった五部林の服を着替えさせて、タオルで体を拭いてやり、ヌリヌリ(かゆみ止め軟膏を)して、買ってきたヨーグルトを食べさせ、AQUARIUSも飲ませ、もらった抗生剤を白湯に溶かして飲ませ、しばらく抱き上げていると、五部林はすぐに眠ってしまったので、布団を敷いて、横にならせた。
 その後、Cに病状や、五部林の様子、「もうぐっすり寝てるし、大丈夫やと思うよ」とメールし、それから、保育所に電話し「明日は休みます」と伝えたり、洗濯物を取り込んだりした。

 Cはいつもよりはやい19時前には帰宅して、寝ている五部林の横に、自分も寝転んで「ごめんな、朝、しんどそうやったのに、気づかんで」と頭を撫でながら言っていた。ぼくも、五部林を挟んで寝転んで、しばらくそのままCと話をしていて、19時半頃、料理を温めて、夕食。五部林用につくった夕食は、Cが食べた。
 Cとふたりの夕食、っていうのは、とても久しぶりで、しんどい五部林には申し訳ないけど、ゆっくり食べることができた。

http://instagram.com/p/Xo67mLPXng/

 夕食の片付けをしていると、TSUTAYAにDVDを返却することを忘れていたことに気づいて、21時前に、また原付で守口市駅まで。帰りに、マックスバリュ(太子橋店)で、サランラップとマヨネーズを買って帰る。

 きょうの五部林の発熱の原因としては、先週末、五部林の保育所入所前ということで、いろんなところに連れ回しすぎて疲れが出たこととか、実際に保育所に入所して、新しい環境に慣れることに疲れたこと、それから、もしかすると、その疲れていた身体に、保育所のほかの子どもたちから、ウイルスのようなものをもらってしまったこと、ここ数日の寒暖差の激しい毎日に身体が付いていけなかったこと、…などなど、いろいろ思いつくことはあるけれど、要は、なんらかの「疲れ」というか、「拒否反応」というか、そういうものが、まだ意志を伝えられない五部林の内側から発せられた、と見ていいと思い、そういう日に、ぼくは、ゆったりひとりで優雅に朝から喫茶店行ったり、午後には、花見に行ったりしていて、とても申し訳ないように思った。
 facebookで五部林の発熱のことを投稿したら、みんながコメントで「保育所に行き始めた当初は、誰でも病気にかかるもの」とか、「うちの娘も、最初の2ヶ月は、保育園10日くらいしかいけてないくらい風邪ひきましたよ! 保育園にある常駐菌にひととおりやられるまで風邪ひきまくりでした」と言ってくれたり(『常駐菌』に『やられる』、という言い方がおもしろかったけど)、「この時期の保育所は病気の巣窟なので…。でも、6月になると安定しますので、この2ヶ月、頑張ってください!」と応援してくれたり(これまた『病気の巣窟』っていう言い方がすごい)して、とてもうれしかったし、安心もしたりしたけど、ぼく自身としては、なにかこう「保育所の環境」、という原因では、腑に落ちない。

 五部林は、18時すぎから寝始めて、薬が効いているのか、よく寝ているものの、22時頃、一度目を覚ましたので、イオン飲料を飲ませたり、冷却シート(冷えピタ)をおでこや脇の下に貼ったり、ママ冷たいのちょうだい(氷枕)を用意したりして、その間に、夕方、Amazonから届いたテルモ 電子体温計 【スピード検温式 平均20秒】 C231で熱を測ってみたら、確かに20秒ほどで測れたけれど、39.2度という、ものすごい値が出てきて驚いた。

ピジョン 紙パック飲料 イオン飲料 125ml×3P

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(株)奥田薬品 冷却シート こども用16枚入り(2枚×8包)

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 きょう、久しぶりに連絡した近所のママ友さんから「明日、外島西公園でお花見をするのでぜひどうぞ」と誘われていて、そのときは、五部林は元気で、明日も保育所に行くと思っていたので、「オッサン(ぼく)ひとりで参加することになると思いますが、ぜひ」と答えていたのだけど、どうやら、無理そうだ。
 家で、ふたりで、ゆっくりしていようと思う。

 それにしても、保育所ライフ、2日目にして、保育所から呼び出しの電話がかかってくるとは思わなかった。いくら、保育所の「常駐菌」に「やられる」としても、保育所が「病気の巣窟」だとしても、もう少し後のことだと思っていた。

*1:なんか、2月末の「朝まで生テレビ!」見てから、ぼくは、かなり乙武くんの物言いに好感を抱いてしまっている。映画『だいじょうぶ3組』(http://daijyobu-3.com/)も見たくなっているぐらい

*2:ほんとは、朝、Cから色々訊いてきて、と言われていたのだけど、それどころではなく