〒カワチ日手紙〒- 外 -

「あえて」以降の、生きる仕方の試みの記録。「父」像、「家族」像への試み。文中に出てくるCは妻で、五部林は息子です。

保育所ライフスタート

 昨夜(ゆうべ)は、寝たのは2時すぎ。眠いんだけど、ゴソゴソしてた。

 今朝、7時前起床。五部林の保育所ライフスタート日。
 いつもより30分近く早い朝の始動。3人で朝食食べて、Cが支度してる間、ぼくは五部林に歯磨きさせたり、着替えさせたり。7:45、Cと五部林を見送る。8:00にS保育所に着くために。
 8時すぎに、無事、五部林を保育所に預け終え、仕事に向かうCから電話があって、「泣くこともなく、ポケーとした顔して見送ってくれたよ」とのこと。安心。保育所に行くと、教室で体温を測らなければならないのだけど、それがいちばん苦労したと。いつも体温を測るのは「耳」用の体温計(ピジョン 耳チビオン)で測っている。「脇」で測る体温計だど、五部林がちっともじっとしてくれなく、測れないから。
 でも、保育所の方針なのかなんなのかわからないけど、とにかく、S保育所では耳体温計は禁止とされており、仕方なく、使わなくなったふつうの体温計を持って行ったのだけど、案の定まったく測らせてくれなくって「適当に書いといた」とはC。すばやく測れるふつうの体温計が必要かも。これとかいいかな。

ピジョン 耳チビオン

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テルモ 電子体温計 【スピード検温式 平均20秒】 C231

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 Cと電話で話し終えた後も、ぼくは、しばらく落ち着かなかった。保育所から、急に「五部林くんが、大変なんです!」とか、電話がかかってくるかも、と、要らぬ心配をしていたり、「五部林、どうしてるかな」「元気よく遊んでいるかな」と思いを馳せたりしていたからだ。
 9時になって、ふさおかこどもクリニックに、五部林の発疹を診てもらうために、夕方の診察の予約。それから、洗い物したり、洗濯したり。
 10時に、突然ものすごい眠気に襲われた。ここ数日間、「ひとり時間」がなくて、いろんなところに行ったり、考えたりして、毎晩遅かったので、仕方ないよな、と思い、「きょうは少し休憩しよう」と、iPhoneのアラームを12時にセットして、布団に潜った。
 12時にアラームが鳴ったのは、もちろん覚えていたけれど、目覚めたのは、14:30。モゾモゾして、布団から出たのが15時。慌てて、夕食の支度(きんぴらごぼうと、ホッケの干物を焼いて、デコポンの皮を剥いておいた。ニンジンがあると思っていたのに冷蔵庫になくて、ごぼうだけではさみしいので、タマネギを入れた)。

 保育所に行ってる間は、もっとゆっくりできるかと思っていたのだけど、家事してたりすると、あっという間の時間だ。

 ひと通り、夕食ができたので、16時すぎ(まだちょっと早いかな、と思いながらも)、S保育所にお迎えに向かう。雨が降ってきており、「初お迎え」が雨、というのも、まったくもって、ぼくらしいな、と思った。雨を予想して、傘はもちろん、「抱っこ紐」も持ってきていた。
 16:15すぎ、S保育所着。
 保育時間は16:30までなので、もちろんまだ誰もお迎えには来ておらず、一番乗り。
 教室の窓を外から覗くと、五部林は、ブロックを電車に見立てて遊んでおり、それを見たぼくは、きゅーん、と胸が締め付けられるようだった。「五部林、がんばったねー」と思った。ただ、それから教室に入り、「五部林ー」と声をかけても、こちらをチラっと確認しただけで、まだブロック遊びに夢中の彼。そんなものなのか、と少しさみしかった。
 使ったオムツや着替え、エプロン、おしぼり、タオルなどを回収しながら*1、先生に、きょうの五部林の様子を訊くと「とても元気に遊んでましたよ。お昼寝も2時間ほど。昼食は、よく食べるねーっていうぐらいで完食しました。一切泣くこともなかったですよ」とのこと。やはり、五部林は強いのか、強さを装っているのか。
 少しの間、五部林と、そして、ほかの子どもたちと教室で遊んだ後、抱っこ紐に抱いて、帰る。「明日も、よろしくお願いします」と先生にも、ほかの子どもたちにも声をかけて。
 帰り、靴箱のなかから、五部林の靴を見つけるのにひと苦労。朝、ぼくが入れたわけでもないし、みんなよく似てる靴ばかりだし。

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 その後、傘をさしながら、即興歌を歌いつつ、歩いて、今月分の生活費を下ろしに、守口北本通郵便局のATMに。
 それから、(これまた、まだちょっと早いかな、と思いながらも)、ふさおかこどもクリニックに。しばらく、待合室のおもちゃで五部林と遊ぶ。
 診察室に入り、五部林の発疹の様子を伝える。前回(3/18*2)も、「五部林の首まわりの痒みについては、ステロイド剤(副腎皮質ホルモン剤)を使うと、今後、ずっと使っていかないといけなくなるので、『アズノール軟膏』で様子をみよう」ということになったのだけど、昨夜のお風呂上がりには、お腹にまで発疹が及んできてるし、寝てるときもかなりかゆくて苦しそうなので、どうしたものか、と。
 そして、ぼくの話を聞き終えた先生は、「じゃあ、ちょっと見せてください」と、五部林の体を見るなり、「あー、これは、もう」と、ステロイド剤を使うことに考えを変えたようだった。処方されたのは、首まわりに塗る「眼・耳科用リンデロンA軟膏」、お腹に塗る「アルメタ軟膏」(この2つが、ステロイド剤で、1日3回塗る)、そして、かゆそうにしていたらいつでも塗るためのかゆみ止めとして「オイラックスクリーム10%」、そして、いつもの「アズノール軟膏」だった。
 そして、リンデロンとアルメタを3日間塗った後、「それでも、症状が治まらないようだったら、土曜日に受診してください。そのとき、様子を見て、また指示します。症状が治まっていれば、これまで通り、アズノールで対処を続けてください」と言われた。
 あと、昨日の保育所入所説明会時に、感染症などにかかり、保育所を休んだ後、また通い始める前には「病気が治った」という医師の「意見書」が必要なので、「かかっているお医者さんが『意見書』を書いてくれるか確認しておいてください」と言われたので、そのことを先生に訊くと「どこの保育所ですか?」と、まず訊かれ、「S保育所です」と答えると、「ぼくは、これまでにもいろんな保育所や幼稚園の先生に言ってきてるのですが、たとえば『学校保健安全法*3』で決められているような、診断して、検査や処置の方法が確定している代表的な病気に関してはきちんと『治った』ということも言えなくもないのですが、最近流行しているような、感染性胃腸炎、ロタ、ノロなどについては、はっきりとしたことが診断できないわけです。そして、もしかすると、それらの感染症が治っていたとしても、すぐにまた別の感染症に罹っている場合もあって、医者としては『治っている』ということを大変証明しにくいんですよ。でも、お父さんも、意見書を書いてもらわないと保育所に通えず困るということはわかりますので、そのとき、そのときで相談していきましょう」と言われ、たしかに、今は、どこも責任の所在をはっきりさせること、「自分たちには責任がない」という免罪符ばかりをもらいたがる傾向にあるし、もちろん、保育所側としても、いろんな人からのクレームがあるか、仕方のないこととはいえ、先生の言い分に納得。
 17時半すぎ、雨が小降りになっていたので、傘をささずに、歩いて、18時すぎに帰宅。

 帰宅して、すぐにふたりで夕食を食べて、片付けして、洗濯物を入れた後、五部林としばらく遊ぶ。
 五部林が珍しく「ダッコ」と言って手を伸ばして、甘える素振りを見せ、「やっぱり、保育所の一日は、五部林なりにしんどかったのかな」と思った。

 19時すぎ、C帰宅。保育所での様子、小児科の診断結果などを伝える。
 すぐにCと五部林は、お風呂。ぼくは、保育所の「連絡ノート」に、夕食のメニュー、それから、小児科の診断結果などを記入。お風呂から上がってきた五部林は、少し機嫌が悪かったけど、きょう、処方された軟膏類を塗ってると、なんだか気持ちよさそうな顔をして、ついでに、Cが手足の爪を切った。
 20時半頃、Cとふたりで五部林を寝かしつけた後、ぼくも入浴。

 入浴後に、iPhoneに不在着信があったことに気づいた。相手はHくん。用件はなんだろう? と思って、LINEの無料通話で電話(初めてLINEで通話したけど、音声の質がとてもクリア。ときどき途切れてしまうことはあったけど、快適だった)。
 とてもめでたいというか、うれしい、「6月に披露宴をするので、Cと五部林も含めて3人で出席してもらえないか」という内容だった。その後、近況などを含めて、30分ぐらい話した。
 電話後、Cにそのことを伝えると、小躍りして喜んでいた。Cは、なぜか、誰かの披露宴に出席するのがとても楽しみみたいで、もう友人たちはほぼ結婚してしまっているし、呼ばれなくなったことをとても残念がっていた。

 五部林の、保育所ライフスタート初日は、なんとか無事に済んでひと安心。
 明日もまた、朝からバタバタするだろう。

 そういえば、昨日、id:Asayさんのエントリ「親になる一年 - 紺色のひと」について、少し書いたけど*4、そのなかで言及されていた「自分のことを『おとうさんだよ』と言う」ことについては、ぼくも抵抗あるんだけど、「抵抗」関連でいうと、ほかの子どもたちのことを「おともだち」と呼ぶのも、ものすごく抵抗がある。
 例えば、「五部林、ほら、ほかの『おともだち』も○○してるよ」とか。これは、そもそもぼくが
誰かのことを「友だち」と呼ぶことに抵抗があるからかもしれない(相手は「友だち」と思っていないかもしれないから)けど、初めて会った子にも「おともだち」は使われる傾向にあり、もちろん、他の子どもの親からも、五部林を「おともだち」呼ばわれすることもある。
 そういうとき、いつも「まだ、君と五部林は『友だち』じゃないと思うんだけど」とか、思ってしまう。自分の許容範囲の狭さ。

*1:エプロンが3枚、おしぼりも3枚、そして、上下の洋服一式が使われていて、驚いたのは、紙オムツが5枚ほど使われていたこと。8時~16時すぎまでで5枚は多いんじゃないか、我が家では、何もしていなければ、3時間に一度換えるぐらいだ、と思ったけど。帰宅したCと「いっそ、布オムツにしようか」とも話したぐらい。オムツ代がばかにならない

*2:http://sube.hateblo.jp/entry/2013/03/18/223644

*3:http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S33/S33HO056.html

*4:http://sube.hateblo.jp/entry/2013/04/01/233000