〒カワチ日手紙〒- 外 -

「あえて」以降の、生きる仕方の試みの記録。「父」像、「家族」像への試み。文中に出てくるCは妻で、五部林は息子です。

家族の殺意

 昨夜(ゆうべ)は、2時すぎに就寝。
 もっとはやくに床につきながらも、デスクトップPC(EPSON Endeavor Pro4500)について、「今のCドライブデータが新しく増設したSeagate内蔵型増設HDD(2.0TB)に移動しないのか」ということが気になって、何度か、HDDのクローン化作業を試したり、再起動したり。機械は正直で、0か1かだから、何かが決定的に違うのだろうと思いながらも、知識と経験がないので、思いつかない。いろんなことを試すのみ。

 今朝は9時に起床。
 妙な夢ばかり見た。なぜか小田原市のマラソン大会に出場することになり、ぼくは、「下駄」を履いて走っており、みんながどんどん向こうに行ってしまうのに、追いつこうと必死だった。それから、テレビに出てくる評論家たちの前で、小論文のテストのようなものを受けており、「君の文章は長い」と言われたりもしていた。

 きょう、Cと五部林がCの実家から帰ってくるので、部屋の空気を入れ替えたり、洗い物をしたり、ゴミ出しをしたり。ゴミ出しから戻って、Cに「おはよう」とメールすると、「今、太子町の子育て学習センターの菜の花コンサートに来てる。昼からAさん家に遊びに行って、それから帰るね」と返事がきた。すっかり、「太子町の子ども」になってる息子。

 Aさんというのは、ぼくとCの共通の友人で、Cの前職の上司でもある。今は彼女も2人の子持ちになっており、家族4人で、加古川の一戸建てに住んでいる。彼女のブログを見ていると、ほんとうにうらやましいぐらい子育てが楽しそうで、うらやましいぐらいの人たちと交流し、子どもたちも元気に育っている。
 きょう、CがAさん家に遊びにいくきっかけになったのは、Aさんが、ぼくのfacebookの投稿*1を読んでくれて、心配した彼女がCに連絡をとってくれたのだった。
 そのことを、Cから聞いて、ぼくは、Aさんのやさしさと行動力にとても感謝して、その感謝の思いをメールした。
 Aさんは、ぼくの前回のひどい「うつ」時を知っていて、当時付き合っていたCがとても悩んでいたときに支えてくれた人であり、そして、ぼくたちの結婚式では友人代表ということでスピーチもお願いし、彼女はそのスピーチ内で、ぼくの「うつ」時のときのことを暗に含んだうえで、「Cちゃんをしあわせにしてあげてください」と述べ、そのスピーチは、今回、ぼくがこうして「うつ」になってしまって、Cに迷惑をかけている、申し訳ない、と思う度に、ぼくの脳裏に蘇った。

 10時頃、昨日放送され、nasneに録画しておいたドラマ「夜行観覧車」を見始めた。
 ドラマの終盤で、荒れる娘の彩花(杉咲花)に、とうとう母親・真弓(鈴木京香)も我慢ができなくなり、覆いかぶさってはがいじめにし、夕食のおかずだった唐揚げやレタスを娘の口に蓋をするように入れる、というシーンがあって、彩花の「そんな母親の表情は初めて見た」という台詞があったけれど、そういえば、ぼく自身も、母とそういう「取っ組み合い」のようなものになり、明らかに「殺意」のようなものがお互いに芽生えた瞬間というものがあって、そのときの母の表情は思い出せないものの、ぼくが重い目覚まし時計を右手に握った感触というのは、今でも少し残っている。
 ぼくは、こういう「家族」のあり方、どの家族も、というわけではないのだろうけど、悪循環で進むしかない日々というものが「家族」にはあり、もちろん、それは一人暮らしにだってあるものにせよ、そういう日々が、ぼくとCと五部林の間でも、この先待っている、と思うと、やっぱり、とても憂鬱に思う。

 明日(3/3)は、そんな母の(生きていれば)66才の誕生日だ。
 母は、毎年、じぶんの誕生日前後に、ひどい風邪をひいて寝込む、というのが恒例だったけれど、今もどこかで苦しんでいやしないかと思ったり。
 リビングのピアノの上に、遺影(母の退職時のパーティーで母の友人が撮影してくれたもの)と骨壷があるけれど、最近は、花を飾ることもなく、お供えも、お祈りも何もしていない。そして、ぼくは臥せっている日々。母はこんな息子をどう思っているだろうか。臥せりながら、ときどき母に向かって問いかける、お願い(?)することはあるけれど、やはり、きちんとお墓に入れた方がいいのだろうか、とか、小さな仏壇ぐらい備えて、毎朝あいさつするぐらいはしなきゃいけないんじゃないかとか、いろいろ思う。

 ドラマを見終えてから少し眠ってしまって、昼過ぎに、昨日、Amazonで注文した、Western Digital製の 内臓HDD*2(1.0TB)とHDDケースが届いたので、ノートPC(NEC Lavie LL570HG)のHDD(100G)と交換するために、「EaseUS Todo Backup」(ver5.6)を使って旧HDDのデータのクローンをつくり、それをUSBでHDDケースに入れた新HDDに移動させて、それから、実際にHDDの換装したら、なんの問題もなくWindowsも起動し、その他のアプリも正常に動いた。
 なので、どうして、昨日から挑戦しているデスクトップPCでは、うまくできないのかがよくわからない。ただ、無事にできたノートPCの場合と違うのは、換装ではなく、増設であり、増設したHDDに古いCドライブのデータを丸ごと移動する、ということ。
 もう、半分諦めているけれど、HDDケースを使うといけるのか? とも思って、またAmazonで3.5インチ用のHDDケースを注文してしまう。

 作業中、テレビでは、Jリーグが開幕したことを伝えており、セレッソ大阪×アルビレックス新潟の中継を放送していた。もうそんな季節なのか、と思った。

 Aさん家で、夕食も食べて帰って来たCと五部林が帰って来たのは、21時前。
 ぼくが、WBC(日本×ブラジル)を見てたら、ガチャリと鍵を開ける音がしたので、玄関まで出迎えに行くと、ベビーカーのなかで眠そうにこちらを伺っている五部林がいた。
 Aさん家では、かなりゆっくり、そして楽しく、女子トークができたCは、とても楽しそうだった。五部林も、ずっと機嫌良く遊んでおり、帰りの車のなかでは、ぐっすりと眠っていて、それを起こされたものだからボンヤリしており、今夜はもうお風呂入らずにそのまま寝よう、ということになって和室に布団を敷きだしたら、我が家のおもちゃ(バスやうさぎの乗り物)が気になったらしく、しばらく遊んでいたけど、やっぱり眠くなったようで、自分から和室に行き、Cの腕にくるまって寝てしまった。
 そんな五部林が、ぼくはとても愛おしく思えた。
 五部林は、リビングの京阪電車のカレンダーが、2月の雪景色のなかを走る3000系から、3月の旧3000系特急に変わっていたことをいち早く気づいて「あ、」と、指をさした。ぼくが子どもの頃から母にせがんで乗せてもらってきた思いでもある旧3000系特急は、今月で引退する。もし、運行日が合えば、五部林とふたりで特急に乗って、京都まで乗ってみるのもいいな、と思えた。

 きょう、定期購読してる『母の友 2013年 04月号 [雑誌]』が届いた。表紙画がMAYA MAXXから100%ORANGEに変わっていたり、大きさも、紙質も変わってた。福音館書店のページを見てみると、「創刊60周年を迎える今年度は、ちょっぴり模様替え。毎月、「絵本」と「子育て」の2大特集をお届けします*3」とのこと。
 福音館といえば、伊藤比呂美・訳/下田昌克・画『今日 (福音館の単行本)』も気になる。

母の友 2013年 04月号 [雑誌]

母の友 2013年 04月号 [雑誌]

今日 (福音館の単行本)

今日 (福音館の単行本)

*1:http://sube.hateblo.jp/entry/2013/02/21/235900

*2:先日、プレステ3にも換装したもの http://sube.hateblo.jp/entry/2013/02/22/233000

*3:http://www.fukuinkan.co.jp/magadetails.php?goods_id=23014